第12回 共産党宣言 共産主義の原理
マルクス=エンゲルス著
マルルクスレーニン主義研究所訳
国民文庫=大月書店 の学習
共産党宣言 28ぺージ
中世の農奴のなかから初期の諸都市の 特 許 市 民 が出てきた。そして、との特許市民のなかから、ブルジョアジ ー の最初の分子が発展した。
アメリカの発見、アフリカの回航は、勃興しつつあるブルジョアジーのために新しい活動分野をひらいた。
東インドや中国の市場、アメリカへの植民、植民地との貿易、交換手段および一般に商品の増加は、商業に、航海に、工業に、空前の飛躍をもたらし、そのことによって、崩壊しつつあった封建社会のなかの革命的な要素を急速に発展させた。
これまでの封建的な、すなわちギルド的な工業の経営方法では、新しい市場とともに増加する需要にもはや応じえなかった。
マニュファクチュアがそれにかわった。ギルドの親方は、工業的中産身分におしのけられた。いろいろな同業組合間の分業は姿をけして、個々の作業場そのものの内部の分業があらわれた。
だが、市場はますますひろがり、需要はますますふえた。マニュファクチュアでも、もう不十分になった。そのとき、蒸気機関と機械とが工業生産を変革した。
マニュファクチュアにかわって近代的大工業が、工業的中産身分にかわって工業的百万長者、全工業軍の指揮官たち、すなわち近代ブルジョアが、あらわれた。
大工業は世界市場をつくりだした。これは、アメリカの発見によってすでに準備されていたのである。
世界市場は、商業に、航海に、陸上交通に、はかりしれない発展をもたらし、その発展
がまた、工業の拡大に反作用した。
そして、工業、商業、航海、鉄道の拡大に比例して、プルjジョアアジーは発展し、その資本をふやし、中世からうけつがれたすべての階級を背後におしゃった。
とれで知られるように、近代ブルジョアッー自身が、長い発展行程の産物、生産と交通との様式におけるかずかずの変革の産物なのである。
ブルジョアン1のこれらの発展段階は、いずれも、それに応じた政治的前進をともなっていた。
ブルジョアジーは、封建領主の支配下にあっては被圧迫身分であり、ンミューンにおいては武装した自治団体であり、あるところでは独立の都市共和国、あるところでは君主制下の納税義務を負う第三身分であり、ついでマニュファクチュアの時代には身分君主制あるいは絶対君主制下の貴族の対抗勢力であり、また、一般に大君主国の主要な基礎であり、そして最後に、大工業と世界市場とが形成されてからは、近代代議制国家のなかで排他的な政治的支配をかちとった。
近代の国家権力は、全ブルジョア階級の共同事務を処理する委員会にすぎない。
「コン ミューン」とは、フラ ンス で ようや くら れようとしていた都市が、まだ封建領主
と親方から地方的自治と「第三身分」としての政治的権利とを獲得しない以前から、採用
していた名であった。
一般的にいって、本書では、ブルジョア ジ ー の経済的発達についてはイギリスを、その政治的発達についてはフラ ンスを、典型的な国として引例している。
〔一八八八年英語版へのエンゲルスの注]
イタリアとフラ ンスの都市の市民は、彼らの封建領主から最初の自治権を買いとるか、
うばいとったのちに、自分らの都市 共同体を こう呼んでいた。〔一八九〇年 ドイツ語版へ
のエンゲルスの注)
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