第3回 共産党宣言 共産主義の原理 マルクス・エンゲルス 著 マルクス・エンゲルス・レーニン主義研究所訳 国民文庫=大月書店 の学習
1,883年のドイツ語版への序言 前回の続き
つぎのことをいまいちどはっきりと確認しておくことが、いよいよ必要であると思う
この『宣言』をつらぬく根本思想は、つぎのとおりである。すなわち、歴史上の各時代における経済的生産と、それから必然的にずれる社会の構造とが、その時代の政治史ならびに精神史の土台になっていること、したがって (太古の土地の共有が解体して以来) 全歴史は、階級闘争の歴史、すなわち、社会発展のさまざまな段階における、搾取される階級と搾取する階級、支配される階級と支配する階級の闘争の歴史であったということ、しかしこの闘争は、いまや搾取され抑圧される階級 (プロレタリア 1ト)が、同時に全社会を搾取と抑圧と階級闘争とから永久に解放することなしには、もはや搾取し抑圧する階級(ブルジョアジ1)から自己を解放できないという段階にたっしたとと、これである。
ーこの根本思想は、もっぱらマルクスひとりのものである。
私は英訳の序文で、つぎのようにのべている。「私の見るところでは、この思想は、ダー
ウィ ン の理論が自然科学の進歩にあたえたと同じ進歩の基礎を、歴史科学の進歩にあたえ
る使命をおびるもの で あるが、われわれはふたりとも、すでに一八四五年よりも数年まえ
から、だんだんとこの思想に近づきつっあった。
私が独立にどの程度までとの方向にすすんで い たかは、私の『イギリスにおける労働者階級の状態」がしめしている。しかし、一八四五年の春、私がブリュッセルでマルクスに再会したとき、彼はそれを完成していて、
私が右にまとめてのべたのとほとんど同じくらいはっきりしたことばで、それを私にしめ
した。〔一八九〇年ドイッ語版へのエンゲル ス の 注]
私は、とのことを、もうなんども言明してきた。しかし、いまとそ『宣言』そのものの巻頭に
とれを書いておくことが必要である。
Fエ ンゲルス
ロンドン 一八八三年六月二十八日
一八九〇年のドイツ語版序文
まえの序文が書かれて以後、ふたたび『宣言』の新しいドイツ語版が必要になってきた。そしてまた『宣言』についても、ここでのべなければならないいろいろなことがおこっている。
第二のロシア語訳 |ヴェラ・ザスリッチによる は、一八八二年にジュネーヴで出版された。その序文は、マルクスと私とによって書かれた。残念なことに、ドイツ文の草稿は、私の手もとからなくなってしまった。
したがって私は、ロシア語から訳しもどすという、まったくむだな仕事をしなければならない。その序文はつぎのとおりである。
0 件のコメント:
コメントを投稿